長野県ってどんなところ?|長野の概要と特徴、文化・歴史・観光など

長野県ってどんなところ?

長野県の概要

長野県は本州のほぼ中央に位置し、周囲を8つの県に囲まれた海に面さない内陸県です。面積は47都道府県の中で第4位と広く、別名である「信州」の名でも親しまれています。

県庁所在地は長野市で、古くから善光寺の門前町として発展し、1998年に開催された冬季長野オリンピックの主催都市にもなりました。

県の大部分が自然に恵まれ、海がないこともあって長野県では農業を仕事にする人が多く、農家数は全国第1位となっています。
また、長寿の県としても知られ、都道府県別の健康寿命は男女ともに日本一で、健康で働き者の長野県は高齢者の就業率も男女ともに日本一です。

長野県の人口

長野県の人口は約202万2千人(2021年8月)で、47都道府県の中では京都府・宮城県・新潟県に次ぐ全国第16位の人口を有します。人口密度は低く、全国第38位です。
県内で最も人口が多い県庁所在地の長野市(約36万6千人)とそれに次ぐ松本市(約23万9千人)を合わせると2市だけで県人口の3割を占めることになり、多くの市町村は人口密度が低い状態にあります。

県内の人口は2000年の約221万5千人をピークに減少が続き、人口集中地区である長野市、松本市、上田市なども2005年をピークに人口が減少しています。
65歳以上の割合は31.9%(2019年)で、全国を上回る水準で高齢化が進んでいます。

長野県の地理・地形

長野県は47都道府県の中で第4位の広さを持ち、その総面積のおよそ84%を山地帯が占めています。
県内には日本アルプスと呼ばれる3つの山脈(飛騨山脈・赤石山脈・木曽山脈)が南北に連なり、3000m級の山々がいくつも並ぶその光景は「日本の屋根」と称されるほど雄大です。
一方で長野市周辺には長野盆地(善光寺平)、松本市周辺には松本盆地も広がるなど、高い山地と低い盆地が隣接して高低差のある地形となっているのが長野県の地理的特徴の一つです。

長野県の地図

長野県の気候

海に面さない長野県は内陸性の気候区分で、夏と冬、朝と夜の気温差が大きくなりやすい傾向があります。また、長野県の年間降水量は全国で最も少なく、湿度も低くなりやすいです。
南北に長く標高の高い山地も多いため、県内でも地形や地理的な影響で地域ごとに気候の違いが見られます。

長野県北部の気候

県北部は日本海側からの気候の影響を受けるため、春は暖かく乾いた気流によるフェーン現象が発生します。夏は平地を中心に雨が少ないのが特徴で、冬の市街地では積雪は少なめですが山間部は豪雪地帯となります。

長野県中部の気候

県中部の平地は周囲の山脈の影響を受けた季節風が吹くため、県内で最も風が強くなります。季節風は空気を乾燥させて晴れの気候が続くことも多く、特に上田市周辺は全国有数の少雨地域となっています。

長野県南部の気候

県南部は太平洋側からの影響で比較的温暖な気候になる傾向がありますが、冬は岐阜県側からの雪雲によって山間部が大雪となります。標高の高い山脈によって台風や梅雨の影響を受けにくいのも特徴です。

長野県の文化

自然や山が多い長野県は木曽漆器などの木材を用いた独自の伝統工芸文化が発達しました。天然のリゾート地として明治時代には軽井沢へ多くの文化人が訪れるようになり、全国でも有数の避暑地として発展を遂げています。

都市部では明治の時代から県の2大都市である長野市(旧・長野県)と松本市(旧・筑摩県)の仲の悪さが問題視され、両者が違和感なく使用できる「信濃・信州」という名称が頻繁に使用されたことで現在もこの呼び名が定着しています。
また、「信濃の国」という県歌はほとんどの県民が歌えるほど知られており、歌詞から県の地理や歴史を学ぶことができます。

長野県のことば・方言

長野県は周囲8つの県と接しているため各地域ごとに方言の違いが見られ、長野県全体で通じる方言と各地域でしか通じない方言が存在します。
また、長野県内だけでなく山梨県の方言(甲州弁)や静岡県の方言(静岡弁・遠州弁・伊豆弁)とも共通する部分があるため、各県の頭文字から「ナヤシ方言」と呼ばれることもあります。

長野県の食文化・グルメ

長野県は「信州そば」「野沢菜」「おやき」など知名度の高いご当地グルメがたくさんあります。
自然に囲まれ綺麗な空気と水が豊富で海なし県のため、高原野菜などの農産物やキノコ、山菜、イナゴなどの昆虫に至るまで自然素材を活かしたグルメが特に豊富です。
また、長野県民は味噌が好きで、味噌の生産量と消費量はともに47都道府県の中で全国第1位です。国内に流通している味噌の4割が信州味噌とも言われています。

長野県を代表するご当地グルメ

信州そば
おやき
野沢菜漬け
鯉料理・鯉こく
馬刺し
いなごの佃煮
おしぼりうどん
おたぐり
くるみおはぎ
五平餅
笹寿司
すんき漬け
ニラせんべい
蜂の子の甘露煮
ローメン

長野県の経済・産業

長野駅前の光景
長野駅前の光景

長野県は観光業が非常に盛んな県で、古くから欧米諸国を中心とした外国人の休暇スポットとして観光業が発展した歴史があります。軽井沢と野尻湖はそれぞれ日本の「三大外国人避暑地」に数えられ、白馬村は国際的なスキーリゾート地として多くの外国人観光客からも人気です。
また、日本アルプスには国内第3位の高さを持つ奥穂高岳や槍ヶ岳、上高地や千畳敷カールを目当てに全国各地から多くの観光客が訪れます。

工業では空気と水が綺麗なことから諏訪地方を中心に精密機械工業が発展し、かつては腕時計の一大産地として「東洋のスイス」と呼ばれるほどでした。

長野県の工業

長野県の工業製品の出荷額は全国第17位(2020年)で、「東洋のスイス」の名残から顕微鏡、電子部品、腕時計などは現在も製造品出荷額で全国トップクラスを維持しています。
ギターやスキー・スケート用品の出荷額も全国第1位です。

長野県の農業

広大な山々や自然に恵まれ、海がないこともあって長野県では農業を仕事にする人が多く、農家数は全国第1位となっています。食料供給力に優れ、野菜、果物、米の全てにおいて県内で採れる農産物の量は、県内全体の消費量よりも多い状態です。
東京や名古屋などの大都市部への交通アクセスも良いため、農産物を一大消費地へ早く出荷ができるメリットもあります。
野菜ではレタスとセロリの収穫量が全国第1位、白菜、パセリ、アスパラガスは全国第2位。果物ではブルーベリーが全国第1位、リンゴ、ブドウは全国第2位です。

長野県の水産業

長野県には海がないため、綺麗で豊富な天然水を使った淡水魚の養殖が主な水産業となっています。特にイワナやヤマメ、信州サーモン、ニジマスなど「マス類」の生産量は常に全国上位に位置します。

長野県の歴史

長野の地は日本最古の仏像とされる「一光三尊阿弥陀如来像」を祀る善光寺の門前町として発展していきました。戦国時代には武田信玄と上杉謙信による「川中島の戦い」の舞台となり、真田家ゆかりの上田城では二度に渡って徳川の大軍を退けるなど全国有数の戦歴が刻まれています。
松本城は江戸時代の建物を現代まで残している現存天守12城の1つであり、全国にわずか5城のみ指定されている国宝の名城です。

長野県の観光・名物

長野県は天然の観光資源を中心とした多くの観光スポットで溢れています。
雄大な自然美を魅せる日本アルプスの山々は新緑から紅葉まで登山ファンの聖地として知られ、活火山も多いことから県内の温泉地数は北海道に次ぐ全国第2位で、冬場には全国最多となるスキー場もオープンします。リゾート地として有名な軽井沢は避暑地として夏場は特に人気が高くなるなど、春夏秋冬の季節に合わせた観光が可能です。
また、善光寺や松本城、戸隠神社など歴史あるお城や神社仏閣も人気の観光スポットとなっています。

長野県を代表する観光スポット

善光寺
松本城
上田城
軽井沢(アウトレットモール、旧軽井沢銀座、星野リゾートなど)
日本アルプス
白馬村
上高地
千畳敷カール
諏訪湖
高ボッチ山
戸隠神社
木曽路
スタービレッジ阿智
野沢温泉
渋温泉
地獄谷野猿公苑
大王わさび農園
稲倉の棚田
仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)
分杭峠
ビーナスライン
阿寺渓谷
ヴィラデストワイナリー
小諸城址 懐古園


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