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47都道府県のシンボルマーク 一覧|意味や由来も紹介【都道府県章】

都道府県のシンボルマークはそれぞれの地域の特色を反映していたり、端的にその地域を表現しようとする工夫が凝らされています。

デザインだけでなく、そこに込められた意味や由来を見ていきましょう。

【北海道/東北地方】のシンボルマーク

北海道のシンボルマーク(北海道章)

北海道開拓使の旗(北辰旗)に用いられていた「五稜星」をもとに、「七稜星」として現代的なイメージに表現されたもの。

歴史における先人の開拓者精神と、伸びゆく北海道の未来の両方を表している。(1967年5月1日制定)

北海道日本ハムファイターズのシンボルマークにも「七稜星」が用いられている。

青森県のシンボルマーク(青森県章)

青森県の地形をシンプルな形にデザイン化したもの。

色は「希望」と「未来」を表現する深緑色が用いられ、背景には無限の広がりを表す白色が使われている。(1961年1月1日制定)

岩手県のシンボルマーク(岩手県章)

岩手県の「岩」の文字を上下対称にデザイン化したもの。

豊かで住みやすい郷土へと躍進していく岩手県の姿が表現されている。(1964年11月10日制定)

宮城県のシンボルマーク(宮城県章)

宮城県の県花である「ミヤギノハギ」の葉の形と、宮城県の「み」の文字を組み合わせてデザインされたもので、一般公募によって集まった1615点の中から選定された。

3枚の葉にはそれぞれ意味があり、左の葉は「融和と協力」、中央の葉は「悠久の発展」、右の葉は「郷土愛」を表現している。(1966年7月15日制定)

秋田県のシンボルマーク(秋田県章)

秋田県の頭文字(カタカナ)である「ア」の文字をベースにデザイン化したもので、一般公募によって集まった690点の中から選定された。

秋田県の飛躍する姿と発展する姿を表現している。(1959年11月3日制定)

山形県のシンボルマーク(山形県章)

山形県の「山」「最上川」をベースにデザイン化したもの。

尖った山の形状は大空へと伸びる山形県の発展を表現し、白い配色は「蔵王山」の樹氷や雪のように純朴な山形県の県民性を表現している。(1976年8月21日制定)

福島県のシンボルマーク(福島県章)

福島県の頭文字である「ふ」の字をデザイン化したもので、一般公募の中から選考されたデザインをもとに作成された。

福島県民の融和団結を表現し、福島県の着実な前進を象徴している。(1968年10月23日制定)

【関東地方】のシンボルマーク

茨城県のシンボルマーク(茨城県章)

茨城県の県花である「バラ」のつぼみをデザイン化したもの。

渦巻きには茨城県の「躍動」「発展」「創造性」「先進性」が表現されている。(1991年11月13日制定)

栃木県のシンボルマーク(栃木県章)

栃木県の「栃」の文字を抽象的にデザイン化したもので、栃木県の躍動感を表現している。

また、左上にある3本の矢印は「栃」の字の「木へん」を古代文字にしたもので、エネルギー溢れる向上性を表現している。

栃木県出身者・栃木県在住者を対象とした公募の中から選定された。(1962年12月1日制定)

群馬県のシンボルマーク(群馬県章)

群馬県の「群」の漢字を「君」と「羊」に分けて縦に並べた「羣」の一文字を用い、周囲には群馬県を象徴する「上毛三山」(赤城山・榛名山・妙義山)が配置されている。

「羣」は「群」の古い字体でもあり、内側の円は「群馬県民の和」を表現している。(1926年10月1日制定)

埼玉県のシンボルマーク(埼玉県章)

埼玉県の県名の由来となった「前玉」(さきたま)・「幸御魂」(さきみたま)を意味する勾玉を円形に並べたもの。

この円は「太陽」「情熱」「力強さ」「発展」を表現している。(1964年9月1日制定)

千葉県のシンボルマーク(千葉県章)

千葉県をカタカナにした「チ」「ハ」の2文字を組み合わせてデザイン化したもの。(1909年12月28日制定)

東京都のシンボルマーク(東京都章)

東京都は都章とは別に、都のシンボルマークを制定している。

東京都の木である「イチョウ」の葉に似ているが、東京(TOKYO)の頭文字「T」をデザイン化したものであり、旧東京市の成立100周年を記念して20点の候補作品の中から選定された。(1989年6月1日制定)

【東京都章】

もとは「東京市紋章」として1889年に制定されたが、都政移行によって1943年から「東京都紋章」になった。

中心の太陽から光が差すイメージで「日・本・東・京・市」の5つの漢字を表現するデザインになっており、日本の中心地(首都)としての発展の思いが込められている。(1943年11月2日)

神奈川県のシンボルマーク(神奈川県章)

神奈川県の「神」の漢字一文字を左右対称にデザイン化したもの。

一般公募で集められたデザイン案をもとに作成された。(1948年11月4日制定)

【中部/北陸地方】のシンボルマーク

新潟県のシンボルマーク(新潟県章)

新潟県は県章とは別に、シンボルマークを制定している。

新潟県の自然可能性環日本海をイメージした青い円の中に、県の文化・情報が世界へと広まる姿を扇形で表現したデザインになっている。(1992年3月27日制定)

【新潟県章】

新潟県の「新」の漢字を崩した書体で中央上部に配置し、左上にはカタカナの「ガ」、右上には「タ」を配置している。

それらを円状に結ぶデザインは、新潟県の円滑な発展と、融和・希望を表現している。(1963年8月23日制定)

富山県のシンボルマーク(富山県章)

富山県のシンボルである「立山」をモチーフにしたデザインで、大空へと鋭角に伸びるその形は躍進する富山県の姿を表現している。

2つの山が交わる部分には、富山県の「と」の平仮名が配置されている。(1988年12月27日制定)

石川県のシンボルマーク(石川県旗標章)

石川県が位置する「能登半島」の形と、「石川」という文字をもとに考案された。

日本海に代表される水資源や澄んだ空気など、石川県の豊かな自然環境を表すために色はが用いられる。

石川県は県章を制定していないため、代わりとして県旗に用いられる「県旗標章」が使用されている。(1974年10月1日県旗制定)

福井県のシンボルマーク(福井県章)

「フ」「ク」「イ」のカタカナ3文字を組み合わせてデザイン化したもの。

双葉の中央から若葉が伸びる様子をイメージし、福井県の発展の姿が表現されている。

色は藍色か黒色と決められており、県章としては日本で最初に配色が指定された。(1952年3月28日制定)

山梨県のシンボルマーク(山梨県章)

山梨県の「山」の字を象った3つの「人」文字によって「和」「協力」を表現している。

周囲の枠は山梨県ゆかりの武田氏の家紋「武田葵」「富士山」を象ったデザインになっており、山梨の郷土が表現されている。(1966年10月1日制定)

長野県のシンボルマーク(長野県章)

長野県の「ナ」の文字を鳥の飛ぶような姿で円の中に配置し、長野県民の飛躍と発展友愛と団結を表現している。

また、湖面に山が反射している景色にも見え、長野県の自然が表現されている。(1966年12月26日制定)

岐阜県のシンボルマーク(岐阜県章)

岐阜県は県章とは別に、県のシンボルマークを制定している。

岐阜県の頭文字である「G」の文字を図案化したもので、赤いとなり、へと次第に大きく広がるデザインによって、岐阜県の力強さが表現されている。(1991年11月22日制定)

【岐阜県章】

岐阜県の「岐」の漢字をモチーフにデザイン化されたもの。

一般公募の中から2位に選ばれたデザイン案をもとに作成された。(1932年8月10日制定)

静岡県のシンボルマーク(静岡県章)

静岡県を象徴する「富士山」と、御前崎・伊豆半島・駿河湾からなる「静岡の地形」が表現されている。

県内を対象とした公募によって集められた6915点の中から選定された。(1968年8月6日制定)

愛知県のシンボルマーク(愛知県章)

1950年に第5回国民体育大会(国体)が愛知県で開催されることを記念し、一般公募で集められたおよそ1600点の中から選定された。

「あ・い・ち」の平仮名3文字を組み合わせたデザインが基になり、太平洋に面した愛知県の発展を象徴する朝日(旭日波頭)が表現されている。(1950年8月15日制定)

【近畿地方】のシンボルマーク

三重県のシンボルマーク(三重県章)

三重県の「み」の文字を上向きの矢印と共にデザイン化したもので、県の「飛躍」の意味が込められている。

また、左下のは三重県の代表的な産業である「真珠養殖」を表現している。

1964年に三重県庁舎が完成したのを記念し、公募で集められた437点のデザイン案の中から選定された。(1964年4月20日制定)

滋賀県のシンボルマーク(滋賀県章)

滋賀県の「シ」「ガ」の2文字を円形に組み合わせたもの。

は県民の調和を表現し、左右のは県の発展を表現している。(1957年5月3日制定)

京都府のシンボルマーク(京都府章)

格調高い古都をイメージした六枚の葉の中に、人文字によって表現された「京」の字を配置することで、京都府民全体のまとまり・結びつきが表現されている。

日本国憲法の公布30周年を記念して実施された公募によって選定された。(1976年11月2日制定)

大阪府のシンボルマーク(大阪府章)

商都・大阪の基礎を築いた豊臣秀吉の「千成りびょうたん」をモチーフに、大阪(OSAKA)の頭文字である「O」の字を使ってデザイン化したもの。

上部へ枝分かれした3つの「O」は希望(明るさ)、繁栄(豊かさ)、調和(住みやすさ)を表現している。(1968年6月21日制定)

兵庫県のシンボルマーク(兵庫県旗)

兵庫県には県章が存在するがほとんど使われることは無く、代わりとして県旗が使用されている。

県旗は兵庫県の「兵」の文字を波の形にデザイン化したもの。

上下に青色の余白があり、北は日本海、南は瀬戸内海に接する兵庫県の姿が表現されている。(1964年6月10日制定)

奈良県のシンボルマーク(奈良県章)

奈良県の「ナ」の文字(カタカナ)をデザイン化したもの。

外側の大きな円は奈良の自然を表現し、内側の円は共和する精神を表現している。
横に引かれた一本の線は統一と進展を表現している。(1968年3月1日制定)

和歌山県のシンボルマーク(和歌山県章)

和歌山県の「ワ」の一文字を縁起の良い扇状にデザイン化し、末広がりに発展する県の姿とおおらかで力強い和歌山の県民性を表現している。

一般公募によって集められたデザイン案の中から選定された。(1969年4月26日制定)

【中国/四国地方】のシンボルマーク

鳥取県のシンボルマーク(鳥取県章)

鳥取県の「と」の平仮名1文字を「鳥」の形にデザイン化し、鳥取県の自由と平和明日への進展を表現している。

1968年に明治100周年を記念して制定された。(1968年10月23日制定)

島根県のシンボルマーク(島根県章)

カタカナの「マ」の字を4つ配置することで「4マ」=「シマ」を意味し、円状に並べることで(出雲)を形取っている。

これによって島根県の調和ある躍進・発展、県民の団結が表現されている。(1968年11月8日制定)

※島根県は県章とは別にシンボルマーク(シマネスク・島根)を制定しているが、近年ではシンボルマークの使用機会は減っている。

岡山県のシンボルマーク(岡山県章)

岡山県の「岡」の漢字1文字を円形にデザイン化したもの。

円によって県民の団結を表現すると共に、岡山県の力強い飛躍発展を表現している。

地方自治法の施行20周年を記念し、岡山県民を対象とした公募によって選定された(1967年11月22日制定)

広島県のシンボルマーク(広島県章)

広島県の「ヒ」のカタカナ1文字を2重の円形にデザイン化したもの。

円によって県民の和と団結を表現し、それを2つ重ねることで広島県の躍進と発展を表現している。(1968年7月16日制定)

山口県のシンボルマーク(山口県章)

山口県の「山」「口」の漢字を組み合わせたもので、太陽に向かって羽ばたくのイメージとともに、多くの偉人を輩出してきた山口県の雄姿を表現している。

円形のデザインには山口県民の団結飛躍の意味が込められている。(1962年9月3日制定)

徳島県のシンボルマーク(徳島県章)

徳島県の「とく」の平仮名2文字をの形にデザイン化したもので、徳島県の雄飛・発展・団結・融和の姿を表現している。

一般公募で集まったデザイン案をもとに選定された。(1966年3月18日制定)

香川県のシンボルマーク(香川県章)

香川県の「カ」のカタカナ1文字をデザイン化したもので、香川県の山並みと県花・県木として親しまれるオリーブの葉をイメージして作成された。

自然に恵まれた県の風土を表現するとともに、平和の象徴であるオリーブによって県の発展・向上を表現している。(1977年10月1日制定)

愛媛県のシンボルマーク(愛媛県旗)

愛媛県では1989年に県章が制定されたが現在では使用される機会は少なく、代わりとして県旗が用いられている。

県旗は愛媛県の花であるミカンの花をモチーフにしたもので、花びらの白は質素・純潔を表し、背景の緑は平和・希望、黄色は幸福を表現している。

一般公募で集まったデザイン案をもとに作成された。(1952年5月5日制定)

【愛媛県章】

愛媛県の特産品であるミカンと太陽(赤)、自然の恵み(緑)、瀬戸内海の恵み(青)を色と形で表現したもので、愛媛県民の健康で明るい未来をイメージして作成された。(1989年11月1日制定)

高知県のシンボルマーク(高知県章)

高知県の「コ」のカタカナ1文字と、旧国名である「とさ」の平仮名2文字を円形にデザイン化したもの。

円によって県の平和・協力を表現するとともに、上に突き出た剣先によって県勢の向上を表現している。

1953年に四国4県で開催された第8回国民体育大会を記念し、一般公募の中から選定された。(1953年4月15日制定)

【九州/沖縄地方】のシンボルマーク

福岡県のシンボルマーク(福岡県章)

福岡県の花である「梅の花」と、平仮名の「ふ・く」の文字がモチーフになっており、一般公募で集められたデザインをもとに考案された。

5枚の花びらには福岡県の発展、福岡県民の融和と躍進、さらに平和などの意味が込められている。(1966年5月10日制定)

佐賀県のシンボルマーク(佐賀県章)

佐賀県では県章とは別にくシンボルマークが制定されており、近年では県章よりもシンボルマークの方が多く使用されている。

シンボルマークは佐賀県の豊かな資源と歴史を土台に、自然や文化の輪が広がり発展していく姿を表現している。(1992年6月1日制定)

【佐賀県章】

3つの「力」の字を円形に並べることで県民同士が手をつないで力を合わせる「共和の精神」を表現している。

また、「3カ」には「サガ」「栄える」の意味も込められている。(1936年4月1日制定)

長崎県のシンボルマーク(長崎県章)

長崎県の「N」の頭文字をベースに平和の象徴であるハトの姿をデフォルメ化したもので、未来へ向かって前進する長崎県の姿が表現されている。

長崎のを表す水色の中心に丸い地球を抱き、県の国際性もイメージされている。(1991年4月1日制定)

熊本県のシンボルマーク(熊本県章)

熊本県の「ク」のカタカナ1文字を九州の地形にデザイン化したもの。

中央の円によって九州の中央に位置する熊本県の姿を表現している。(1966年3月31日制定)

大分県のシンボルマーク(大分県章)

大分県の「大」の漢字1文字をデザイン化したもの。

丸いの形によって県民の輪を表現するとともに、県勢の発展を表している。(1911年10月5日制定)

宮崎県のシンボルマーク(宮崎県章)

宮崎県の旧国名である「日向」の文字をデザイン化したもの。

中央の「日」の字から3方向に伸びる「向」の字によって、県の躍進する姿が表現されている。(1912年1月14日制定)

鹿児島県のシンボルマーク(鹿児島県章)

鹿児島県では県章とは別に、県のシンボルマークが制定されている。

シンボルマークは鹿児島の「K」の頭文字をデザイン化したもので、青い「風」「波」によって鹿児島の豊かな自然と息吹、躍動する県勢が表現されている。(1994年3月16日制定)

【鹿児島県章】

鹿児島県の地形を円形にデザイン化したもので、中央に「桜島」を表した赤い丸を抱いている。

公募の中から選定され、鹿児島県民の郷土愛県民意識、将来への発展の意味が込められている。(1967年3月10日制定)

沖縄県のシンボルマーク(沖縄県章)

沖縄県の「O」の頭文字を形取った「平和」を意味する白い輪を中心に、県の「発展」を意味する内円と、沖縄の「海洋」を意味する外円によって構成されている。

1972年の沖縄返還を記念し、公募で集められた186点のデザイン案の中から選定された。(1972年10月13日制定)

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